ビジネスキャリア検定という検定をご存じですか?ビジネスキャリア検定とは、人事業務に携わる方を中心に、企業の人事分野で必要である専門知識の習得、その評価を認定する検定試験です。
現在人気を集めていると言われているビジネスキャリア検定はいったいどういうものなのか今回は、人気の理由や難易度、勉強方法などを徹底解剖していきたいと思います!
ビジネスキャリア検定が人気の理由
ビジネスキャリア検定は、厚生労働省所管特別民間法人である中央職業能力開発協会が全国47都道府県で年に二回実地されています。それぞれの業務を必要な「知識」「技術・技能」「成果につながる職務遂行能力」を、業種別、職種・職務別に整理するという国の「職業能力評価基準」に準じている公的資格になるため近年転職やスキルの向上に役立つということで、人事系の検定を中心に人気を集める検定の一つです。
ビジネスキャリア検定の内容は?
人事分野の検定が注目されているビジネスキャリア検定ですが、実は検定の分野は、分野ごとに以下全8分野に分かれています。
- 人事・人材開発・労務管理
- 経理・財務管理
- 営業・マーケティング
- 生産管理
- 企業法務・総務
- ロジスティクス
- 経営情報
- システム経営戦略
営業や生産管理と細かい職種に別れたオールマイティな検定を受けることが可能です。
ビジネスキャリア検定の難易度は?
ビジネスキャリア検定は、以下の4つの難易度に分かれた試験を受講することができます。
【BASIC級】
ビジネスキャリア検定の一番初めの検定は、学生、内定者、新入社員を対象にしたBASIC級。仕事を行ううえで前提となる基本的知識を基に仕事の全体像が把握できる他、職場での円滑なコミュニケーションを図ることができます。
【3級】
BASICからステップアップした3級では、職務全般に関する幅広い専門知識を担当者として上司の指示・助言を踏まえながら、問題意識を持って業務を確実に遂行することができる人材を目指しています。実務経験は、3年程度、係長やリーダーレベルの方におすすめするレベルです。
【2級】
2級は、実務経験が5年程度。課長、マネージャー対象の検定です。職務に関連する幅広い総合的な専門知識を基に、グループやチームの中心メンバーとして、創意工夫を凝らし、自主的に判断・改善・提案しながら業務を遂行することができる人材を目指します。
【1級】
検定の最上級である1級は、実務経験が10年以上、部門長、ディレクターレベルの方を受験対象にしている検定です。企業全体の戦略実現のための課題を創造し、一定の専門分野の知識及びその応用力を活用して資源を統合し、調整することができる人材を目指します。
ビジネスキャリア検定で人事分野が注目される理由
ビジネスキャリア検定の分野の中で特に注目を集めているのが、人事や労務の分野です。専門用語の知識から必要となる内容も多く、人材業務能力向上の一環として、社員にビジネスキャリア検定の資格取得の支援を行なっている企業もあるようです。
ビジネスキャリア検定のテキストはあるの?
ビジネスキャリア検定のテキストは、中央職業能力開発協会が、出題範囲(試験基準)に基づく標準テキストを発刊しています。中央職業能力開発協会公認のテキストは、紀伊国屋書店で購入可能です。また、社会保険研究所のサイトからも購入可能になっています。サイトでは、紀伊国屋以外の書店も記述されているのでチエックしてみるとよいでしょう。
ビジネスキャリア検定の効率の良い勉強方法は?
ビジネスキャリア検定は毎年10月と2月の年間2回実施されます。勉強方法は、出題比率の高い分野を重点的に勉強して正解率を確保するの方法が良いと言われています。過去の
出題カテゴリーが毎年似ていると言われている、ビジネスキャリア検定。実は過去問と類似した問題が毎年何問か出題されているのだそう。そのため、販売されている過去問題集を中心に勉強をしていくことがおすすめです。
また、ビジネスキャリア検定の過去3回の問題が中央職業開発協会のページから無料でダウンロードすることが可能です。ぜひ、活用してみましょう。
ビジネスキャリア検定2021年の日程は?
前期と後期2回の試験が実施されるビジネスキャリア検定。2021年の前期試験実地日は、10月3日(日)。後期は、2022年2月20日(日)となっています。
前期のテストの翌日10月4日から(12月10日まで)後期の受験申請受付期間になっているのも前期のテストであまり自信がなかった人には、再度申し込みチャンスがあって気分的にうれしいですよね。
まとめ
ビジネスキャリア検定は、厚生労働省所管特別民間法人である中央職業能力開発協会が行う公的資格であり、会社側としては社員に一定の知識を身に付けてもらうには、ベストな検定といえるでしょう。また、個人でもキャリアアップや転職などプラン構成の一つとして役立つ資格といえるでしょう。
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